COUSEコースガイド
南十勝縄文コース/80km(60kmショートカット可)
スタート(中札内農村休暇村フェーリエンドルフ)
[エイドステーション]
①十勝ガールズ農場 … 9.3km地点
②十勝ヒルズ … 30.2km地点
③愛国駅 … 55.8km地点(60kmの際、36.9km地点)
④幸福駅 … 69.7km地点(60kmの際、50.6km地点)
⑤十勝野フロマージュ … 79.2km地点(60kmの際、60.1km地点)
ゴール(中札内農村休暇村フェーリエンドルフ)
太古のロマンを自転車で巡る!コース付近の遺跡をご紹介
狩猟用のキャンプ地
岩内1遺跡
この遺跡は日高山脈から伸びる細い尾根の先端にありましたが、岩石採取工事のため現在は残っていません。
発掘は2000年に行われ、主に縄文文化後期(約4000年前)の遺物が出土しています。
狩猟に出かけた際の野営地として利用されていたようで、石鏃や石槍などの狩猟具の製作やメンテナンスに関する石器類が多く見られます。
古代の暴れ川沿いの希少遺跡
中札内村 新札内1遺跡
新札内1遺跡は、札内川と岩内・戸蔦別川に挟まれた東戸蔦台地に位置します。
中札内村においては初めての発掘ですが、長年の耕作と均平化の影響で包含層がほとんど残っておらず、住居跡もかなり削られてしまった可能性があります。
しかし発見された遺物などからみて、縄文時代早期後半から7千年前期前半にかけて人々が暮らしていたようです。
北海道最古の土器
大正3遺跡
2003(平成15)年に行われた帯広市大正3遺跡の発掘調査は、北海道の考古学にとって大きな出来事となりました。
縄文時代草創期と呼ばれる、1万1千年前をさかのぼる時期の土器が見つかったのです。
この土器は、それまでの土器が見つかることのなかった黄色い粘土層から出てきたので、層位的にも古くなることは明らかでした。
年代測定をしたところ、1万4千年前の土器という結果が示され、北海道で最も古い土器であることが確かめられました。
※南十勝縄文遺跡の発掘現場は、調査終了後には土地や地形が改変され、当時の様子を見ることができません。制度上発見された遺物は、帯広百年記念館、埋蔵文化財センターや各役場の施設等で大切に展示保管されています。是非お立ち寄りください。