COUSEコースガイド
南十勝縄文コース/130km
スタート(中札内農村休暇村フェーリエンドルフ)
[エイドステーション]
①ピョウタンの滝 … 20.3km地点
②カムイコタン … 52.7地点
③コスモール大樹 … 60.9km地点
●水ステーション(エルパソ豚牧場)
④シーニックカフェちゅうるい … 94.5km地点
⑤道の駅さらべつ … 108.1km地点
ゴール(中札内農村休暇村フェーリエンドルフ)
太古のロマンを自転車で巡る!コース付近の遺跡をご紹介
出土…「大樹式」と命名
下大樹遺跡
大樹町下大樹遺跡の調査により、1963(昭和38)年に発掘された土器は縄文文化早期(約8000年前)のもので貝殻文のある平底土器が多数発見され「大樹式」と命名されました。
比較的高い温度で焼成されており、赤褐色のものが多く、器質が比較的固いのが特徴です。
また、下大樹遺跡からは土器のほかにも石鏃や削器も出土しています。
これらの遺物は1968(昭和43)年1月に、北海道指定有形文化財に指定されています。
擦文時代の集落
ホロカヤントー遺跡
遺跡はホロカヤントーの東北岸の標高15mの小段丘上に南北2kmにわたっており、竪穴は百数十を数え、一辺の長さ5m前後で長方形に近く、深さは50cmから1mで、床面は外見よりやや狭く壁面は30度前後をなしています。
この遺跡の特徴は、土器、石器共に数が少なく金属器が出土している事です。
おそらく擦文期には、すでに石器の使用がすたれて、金属器などが多く使われていたものとみられます。
北海道最古の土器
大正3遺跡
2003(平成15)年に行われた帯広市大正3遺跡の発掘調査は、北海道の考古学にとって大きな出来事となりました。
縄文時代草創期と呼ばれる、1万1千年前をさかのぼる時期の土器が見つかったのです。
この土器は、それまでの土器が見つかることのなかった黄色い粘土層から出てきたので、層位的にも古くなることは明らかでした。
年代測定をしたところ、1万4千年前の土器という結果が示され、北海道で最も古い土器であることが確かめられました。
※南十勝縄文遺跡の発掘現場は、調査終了後には土地や地形が改変され、当時の様子を見ることができません。制度上発見された遺物は、帯広百年記念館、埋蔵文化財センターや各役場の施設等で大切に展示保管されています。是非お立ち寄りください。